「温所湧水」。

日田市前津江町にある川津食品赤石工場に向かう途中、

道路の脇に湧水を発見。

手で掬って飲んでみると、

とても冷たく、さらりと体に染み込む名水ではないですか!!

「温所」と書いて「ぬくどころ」と読むそうです。

温所湧水の由来

 長谷部音吉さんは、その先祖の清右衛門さんの三代の子孫である。
法名は龍音。その人の性格は、度量が大きく小事にこせこせせず、
庶民の生活の実情や人情によく通じていて、明治四十三年に転居してきた。
 この地に綺麗な水が湧き出ており、ここを温処と称し、この浄水を掬う人おり、そして旅の疲れを癒していた。音吉さんは、憤然と立ち上がり、投資して茶屋と道標を建設し、そして旅情の慰め(行き交う人の助け)とした。
この善行は賞すべきことである。
 昭和四年二月二十六日に六十四歳で亡くなった。
 ああここに、その娘さんの喜さんが、昔を懐かしんでこの碑を建てようと考えた。
思うに根本にかえって、その恩に報いようとする志、親を思う心は賞賛すべきことである。
 昭和十年一月上旬 「玄妙」という坊さんが書き記す。

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