今日は、花見をご近所さんと、楽しんできたKUROです。
本日は、日田下駄を製造している、本野はきもの工業をご紹介
します。
日田下駄とは、日田が天領だった天保年間(1830年~
1844年)に代官が殖産興業の手段として下駄づくりを奨励した
ことから発展しました。
当初は桐下駄が生産の中心でしたが、明治・大正の頃には、
日田盆地に産する杉の良質材や松などで生産されるように
なったそうです。
明治40年以降、次第に機械が導入されるようになり、
全国に出荷され、質量ともに静岡、松永(広島県)に並ぶ下駄の
三大産地となりました。
その下駄も生活様式の変化による需要が次第に減少してきて
いますが、日田では昔ながらの下駄はもとより、現代的な感覚の
カラフルな下駄やサンダルなど、豊富なバリエーションの
はきものを生み出し、今も日本有数の「はきものの産地」と
して広く知られています。
最近、本野はきもの工業に、次世代を担う下駄職人がいます。
「下駄王子」と呼ばれ、活躍しています。
色んなメディアにも取り上げられ、今後乞うご期待です。
本野はきもの工業では、日田下駄をこのように製造しています。
まず、日田下駄の土台は、このような形で、製材所から届きます。
その材料を、NCルーターを使用して、形を作っていきます。
これは、近代的な技術です。
その後、焼いたり、色を塗ったり、、、。
写真は、仕上げ段階です。このあと、鼻緒を据えて完了です。
完成写真は、一番最初の写真です。
最近では、このようなスリッパ型の下駄も人気です。
僕も自宅で愛用しています。
家先で履くのには、便利な逸品です。
あっ、下駄王子の写真を忘れていました。
お会いしたい方は、現地に行って下さい。
KURO