今日は大原八幡宮にある「包丁塚」で【包丁お清めの会】が行われました。
この庖丁塚は、昭和61年に、庖丁塚建立実行委員会(発起人 三隅一郎※初代彌助すし店主)
が、調理に使い古した庖丁を、この塚に納めて、永くその功績に感謝すると共に、庖丁による
調理された魚、鳥、獣、菜の霊を慰め業界の繁栄を包丁の宝財に与り、万民の健康を念じ、
更に次の世代を担う人々の栄ある前進を祈念してこの塚を建立したそうです。
建立してから平成10年迄、庖丁祭として開催していましたが、それ以降発起人の高齢化により
途絶えていたそうです。
そのような中で、一昨年より日田すし組合(組合長:三隅勝祥)が、先代たちの思いを絶やしては
いけないと考え、「包丁お清めの会」を再開しました。そこで、今年度より日田すし組合だけでは
なく、当時の庖丁塚建立実行委員会の皆様、日田市内の食品関係者にもご案内をし
今回の「包丁お清めの会」が行われました。
普段、当たり前に使う包丁、そして食べている魚や鳥など・・・何気なく使ったり
食べたりしていますが、こういう感謝の気持ちが大切だという事。そして、
食べ物・生産者・使う調理器具のおかげで生きる事が出来ているという事を
改めて感じさせていただいた日でした。
こたろ